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旧 第九師団偕行社(金沢市)
Former "Kaikohsha" of the 9th Army Division (Kanazawa City)


※ 今までの金沢市や石川県の記録、文化庁の記載などには「1898年(明治31)年に大手町に建てられたものが1909年に移築された」と記されていた。しかし最近設置された国立工芸館前の説明板には1909年築と書かれているので、それに従う。名称は金沢偕行社とも呼ばれる。

1909年(明治42)
陸軍将校の社交場として、金沢市石引に新築。(大手町にあった建物も移築されたが、本館は新築されたもの。)

1945年(昭和20)以後
戦後は金沢国税局として使われた。

1968年(昭和43)
背面にあった旧講堂部分を解体撤去した。

1970年(昭和45)
敷地内で曳家。県立郷土資料館の資料室となる。

1980年(昭和55)
県公園緑地課が使用。

1996年(平成8)
石川県道路公社が使用。

1997年(平成9)
登録有形文化財に登録。

2006年(平成18)
歴史博物館収蔵庫・能楽堂控室として使用。

2017年(平成29)
金沢市が国立工芸館の移転先となり、解体して金沢市出羽町への移築工事が始まる。塗装も創建時の色に塗り直された。

2020年(令和2)
10月に国立工芸館(通称)として開館。(コロナウィルスの影響で当初の予定を延期。)

2021年(令和3)
通称だった「国立工芸館」を正式名称に改めた。


【関連ブログ記事】
 「旧金沢偕行社」 (2025-06-03)
 「旧金沢偕行社のポップアップカード」 (2025-06-04)
 「旧金沢偕行社のポップアップカード(2)」 (2025-06-05)


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(2025年5月撮影)
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(2025年5月撮影)




(2025-06-07) 改良版(ver.1.1)の写真に差し替えた。沿革修正。
(2020-07-13) 沿革追記
(2008-08-12) 写真公開(型紙なし)